仕事をする上で、作業の順序を考えずになんとなく進めてないでしょうか。
また、作業の期日直前になって問題が発生して、期限に作業が終わらないことが多々発生してないでしょうか。
今回はそのようなことが、少なくなるコツをお伝えしたいと思います。知っていると、実際にやれるでは大きく違いますので、是非実践できるようになっていただければと思います。
ここでは、リスクを意識しないで進めて上手くいかなかった例とリスクを意識して上手くいった例をそれぞれ記載します。
上手くいかない例
AさんはWebシステムの構築をしていました。期限は5日です。
構成は簡単でWebサーバーとデータベースサーバーがあり、Aさんはデータベースの構築は得意で、得意なデータベースの作業をはじめに行いました。
3日の予定ですが、順調に進み、3日目の午前中には終わってしまい、前倒しができたのでその日は帰り、4日目からWebサーバーのプログラム開発を始めました。
しかし、簡単なプログラムとはいえAさんはプログラム経験が浅く、プログラムからデータベースサーバーとの接続が上手くいかず5日になっても完成させることができませんでした。
期日を守らないとお客様にも迷惑をかけるので、4日目と5日目は深夜まで残業したのですが終わらず、休日出勤をして解消しました。
これが、リスクを意識していない例です。
上手くいく例
BさんはAさん同様のスキルセットを持っており、Aさん同様の作業をおこないました。
Bさんは、プログラムの経験は浅いながらあるものの、データベースとの接続は初めてで、上手くいくか不安なので先につながるかどうかだけ確認しようと作業を進めました。
すると、上手くつながらず、残業もしましたが解決せず1日目がすぎてしまいました。
2日目に先輩に相談して原因を解決することができ、コーディングも完了しました。
3日目からは得意なデータベース作業で5日目の早い段階で、作業が完了して早く帰ることができました。
両者の違いはなんだったのでしょうか。
両者の違い
できるかどうかわからないところに対して、いかに先にアプローチできるか、が違いになります。
できるところを先にやりがちですが、作業の進捗を乱すのは、できるかどうかわからない箇所が多いです。
まず、先にできるか不安なところから潰していくことで、もし予定通りに作業が進まなくても、あとで挽回できる余裕があります。そこで問題に対して、他の人からアドバイスをもらったり、別の方法で解決をはかったり冷静に色々な対応が考えられます。
現実的には、お客様によく見せるために得意な作業を進めて進捗を上げるということも時には大切ですが、基本的にはリスクに対して扱いをしっかり考えることで、より良い仕事やプロジェクト運営になっていくのではないかと思います。
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