この記事の内容
この記事では、Node-REDを使用して、TCP/IPの送信/受信を行うフローを作成します。
TCP/IPの送受信を行うフローを作成できると、
- TCP/IPを使用したスタブアプリの作成
- TCP/IPを用いた機器との通信
などNode-REDにて行うことができます。
作るもの
以下のフローを作成します。
フローは大きく、送信フローと受信フローを作成します。
送信フローでは、TCP/IPを用いて、自身のPC(ループバック)のポート番号10019宛てに「Hello World!」の文字列を送信します。
受信フローでは、ポート番号10019にて待ち受けを行い、受信した「Hello World」の文字列をデバッグタブに表示します。
フロー作成
ノードの配置
まずは、以下の様にノードを配置してください。
送信フローの設定
templateノードに送信する文字列「Hello World!」を設定します。
tcp outノードの送信先を以下の様に設定します。
受信フローの設定
受信フローのtcp inの設定を以下の様に設定します。
実行
送信フローのinjectノードを実行します。
すると、デバッグタグに、受信フローで受信したメッセージが表示されます。
最後に
TCP/IPの送受信を行えるようになると、外部機器との連携やPC内のプロセス間通信など行えることができるようになるので、身に着けておくとよい技術かと思います。Node-REDでは、ローコードでTCP/IPの送受信ができるので非常に簡単に作成することができるのでオススメです。
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