基本情報技術者試験を受けようと思ってるんだけど、午前試験を免除したいという方向けに執筆しております。
本記事では、以下の情報が知りたいという方に向けて詳しい情報を解説していきます。
- 午前免除する方法あるの?
- どういう方法があるの?
- 午前免除するには具体的に何をすればいいの?
本記事の信憑性
本記事は、IPAの行っている国家試験の最高難易度であるレベル4の試験を複数取得している、ReMIXが執筆しております。大手SIerでプロジェクトマネージャをやっており、IPAの国家試験だけでなく、ベンダーの資格も複数保有しております。(もちろん、基本情報技術者も取得しております)
基本情報技術者試験の午前試験を免除する方法
まず、午前試験を免除する方法があるかというと、結論あります。
何をすれば午前試験を免除できるかというと、以下を行えば午前試験の免除が可能です。
- 認定免除対象講座を受講
- 修了試験に合格
認定講座の一覧は、IPAのサイトに記載があります。
午前試験免除のイメージは、自動車の免許取得と同じようなイメージです。
直接試験場に行って、一発試験で免許を取ることも可能ですが、かなり難しいです。
ですが、自動車学校に行って、自動車学校の卒業試験に合格すれば警察官の方との厳しい実技試験はパスできます。この、自動車学校のイメージが、基本情報技術者試験の午前免除のイメージです。
どういうことかというと、認定免除対象講座・修了試験を受けるにはある程度のお金や時間がかかるものの、修了試験は本番の午前試験より簡単で、合格しやすいということです。
基本情報技術者は、半年に1回という頻度で、限られた回数しか受けれません。その限られた中で最大限合格率を上げるために、午前免除はかなり有効な方法だと思います。
では、認定免除対象講座とはどういうものなのか、修了試験とはどういうものかを次に説明していきます。
認定免除対象講座とは
認定免除対象講座とは、各種専門学校などが行っている講座で、有名なところだと「資格の大原」や、「iTEC」の認定免除対象講座が有名です。これらの講座を受講することで、修了試験を受講することができます。
講座は基本的にWeb上で提供されるものが多いので、学校に通うという必要はありません。
ただし、これから専門学校に通うという予定の方は、専門学校の授業が認定免除対象講座になっているところもあるので、認定免除対象講座に認定されている学校を選ぶという選択肢もありです。
認定免除対象講座は、選択肢が様々ありますので、後ほどおすすめを紹介します。
講座はおおよそ70時間以上の受講が必要になります。
値段は「資格の大原」で27,500円(税込み)です。おおよそこのあたりの価格帯で提供されているものが多いです。
では、次に修了試験について解説していきます。
修了試験とは
- 修了試験は、実際の試験と同様にIPAが作成した試験になります。
- 修了試験の受講は、Web上ではなく実際に試験場で試験を受講する必要があります。
受講会場は、認定免除対象講座を行っている企業によるため、講座を申し込む前に、受験できる会場は確認しておく必要があります。(近くに受験できる会場がないと大変なので。。。)
試験内容は以下の通りです。
- 試験方式:四肢択一(マークシート)
- 出題数:80問
- 合格基準:60点/100点
- 試験時間:150分
- 年4回実施:6月、7月、12月、1月
講座や受講時期によりますが、修了試験は最大2回まで受けることができます。
また、注意点ですが、1度合格したからと言って、ずっと午前免除というわけではなく、合格後1年間(半年に1回試験があるので、最大2回)午前免除の資格が有効となります。
そして、修了試験は、本番の午前試験と比べて、簡単です。
ほぼすべての問題が、過去問から出題されます。
なので、普通に受けるより、楽です。
おすすめの認定免除対象講座
おすすめの認定免除対象講座を紹介します。
選定条件としては、以下をもとに選定しております。
- 有名な企業であること
- 受講料金が安価であること
- Webで受講可能なこと
有名な企業でないと、教材の品質に影響してくることや、運営が正しくされないリスクがあるため、有名なところを選定しています。
また、受講料金が高いと、それだけ負担になるためです。
そして、社会人の方は特にですが、足を運んで勉強することでより身につくとは思いますが、移動時間が無駄で、スキマ時間で勉強できないため、Web受講可能なところを選定しています。
これから専門学校に通うという方は次に、認定免除対象講座の対象となっているおすすめの専門学校を紹介いたしますので、次をお読みください。
資格の大原
知名度もあり、修了試験の会場がかなり多いのでおすすめです。
修了試験も最大2回受講可能なので、問題ないでしょう。
学習スタイル | Web |
費用 | 27,500円(税込み) |
修了試験会場 | 札幌校/函館校/盛岡校/東京水道橋校/池袋校/町田校/立川校/横浜校/津田沼校/柏校/水戸校/大宮校/宇都宮校/高崎校/甲府校/長野校/松本校/静岡校/名古屋校/金沢校/福井校/難波校/神戸校/京都校/和歌山校/姫路校/福岡校/小倉校/大分校/熊本校 |
修了試験受講回数(最大) | 2回 |
参考URL | https://www.o-hara.ac.jp/best/jyoho/course/basic/am_exam.html |
iTEC
数多くのIT系資格の参考書を出版しており、コンテンツについては文句ないでしょう。
試験会場も各種ありますが、気になるのはサイトを見る限り、修了試験受講回数が1回しかないように見受けられるので、その点はマイナスポイントですね。
まぁ、過去問からの比率がかなり高いので、2回あるメリットはそこまで大きくないかなと思うので、自身のある方はこちらでもよいかと。
学習スタイル | Web |
費用 | 24,000円(税込み) |
修了試験会場 | 「東京」「大阪」「名古屋」「仙台」「福岡」 |
修了試験受講回数(最大) | 1回 |
参考URL | https://www.itec.co.jp/store/products/detail.php?product_id=3141 |
独習ゼミ
独習ゼミとだけ見ると、何かよくわからない怪しいところが運営しているのかと思いましたが、SEプラスという、IT系の数多くの本を出版している翔泳社から生まれた会社が運営しているサービスになります。
そのため、使用する教材も翔泳社の教材で、コンテンツは信頼でき、修了試験受講回数も2回受講できるためおすすめです!
学習スタイル | Web |
費用 | 27,280円(税込み) → 2020/4/20まで、10%OFFで24,552円(税込み) |
修了試験会場 | 仙台・東京・名古屋・大阪・福岡 |
修了試験受講回数(最大) | 2回 |
参考URL | https://www.seplus.jp/dokushuzemi/fe/course.php?item_id=dokushuzemi-001 |
おすすめの専門学校
認定免除対象講座の対象となっている中で、おすすめの専門学校をあげていきます。
もちろん、午前免除の有無だけで決めるのは危険なので、まずは資料請求や各種口コミを加味しての入学をおすすめします!
資格の大原
拠点も多く、知名度もあり、本気になったら大原でいいでしょう。
トライデント コンピュータ専門学校
名古屋駅近くにある学校になります。
河合塾がやっている、専門学校になります。
私の周りにもこの学校の生徒が多く、まじめで優秀な生徒が多い印象です。
立志舎グループ 東京IT、大阪IT
「どこま~でも どこま~でも」のCMでおなじみの学校です。
学校も、東京、大阪、名古屋、千葉、仙台などにあります。
まとめ
最後にまとめを記載します。
また、この記事は2020年2月17日に執筆している内容ですので、最新情報は公式サイトで確認をお願いします。
- 午前免除には認定免除対象講座を受講→修了試験に合格することが必要
- 修了試験は本番の午前試験に比べて簡単(過去問からほとんどでる)
- 修了試験は最大2回受験できる
- 修了試験合格後は、最大1年間午前免除可能(半年に1回なので、最大2回免除)
- 認定免除対象講座はWebで受講するか、対象の専門学校に入学する
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